てくTech日記は、11/30で終わりましたが、もうしばらくこのブログは続けられるそうなので、久しぶりに綴ってみました。


「雪舟への旅」展が終わり、作品の返却も終わり、展覧会の仕事は一段落付きました。まだ終わっていない仕事もいくつかありますが、展覧会は無事終了ということになりました。

しかし、私たちの「雪舟」を核とした美術館の仕事は、これでおしまいではありません。
この展覧会は、山口県立美術館開館以来行ってきた展覧会や作品収集、10年前に発足した雪舟研究会の培ってきた研究成果の上に出来上がったものです。展覧会として具体的に動き出してからでも、すでに4・5年近くはたっています。いわば、この展覧会は、山口県立美術館開館以来の総決算ともいうべき仕事だったのです。
では、総決算が終われば、「雪舟」を核とした美術館の仕事は、これでおしまいかと言えば、そうではありません。

これは新たな始まりなのです。

展覧会の最終日のブログに美術館は町づくり・人づくりの中心にいなければならないという話にふれましたが、「雪舟」を核とした美術館の仕事の目指すところは、まさにそこにあります。


・新しい雪舟作品の発掘・収集に取り組んでいる。
・雪舟に関連する展示をいつも行っている。
・雪舟の最新の研究成果を発表している。
・雪舟に関する資料は最新のものが何でもそろっている。
・雪舟のことなら、山口県美に聞けば何でもわかる。
→雪舟の街やまぐちの顔としての役割を果たす。


私たちは山口県立美術館をそういう場所にして、地域からも全国からも注目される場所にしたいのです。この展覧会が、そういう流れを作る起爆剤になればと思う次第です。
今のご時世ですから、「研究」には常に成果が求められます。公立の美術館が「研究」を行うからには、その成果は、展覧会や作品収集だけではなく、町づくり・人づくりといった多様なものに求められるようになることでしょう。
この展覧会は、一過性のイベントとして終わらせるものではなく、これからのやまぐちの文化振興に役立てていくものにしたい。そんな意気込みで取り組んできたつもりです。そして、これからもです。

どうか、これからの「雪舟」を核とした山口県立美術館の取り組みに、ご期待下さい。そして、応援して下さい。お願いします。

それでは、よいお年を。

[予告]
山口お宝展関連企画「伝 雪舟」
来年1/19~2/18 当館のお宝、伝雪舟「山水図」3点ほかを特別展示します。