色紙を三角に折ってはさみで端を切り落としたり
切れ込みを入れたりして
「どんな形になってるかな~?」とひろげてみる遊び、
子供の頃したことありませんか?

この遊び、「もんきり」という名前で江戸時代から行われていました。
ここ数年、この「もんきり」を紹介する本が何種類か出版されていて、
人気です。
運慶流ミュージアムショップでも、数種類扱っています。
今日は、そのなかから「花之巻」のもんきりに
美術館スタッフ2人がチャレンジしました。
セットの中には、花の紋の型紙、色とりどりの和紙、
そして紋や花をめぐる日本の風習についての豆知識が書かれたカードが入っています。
型紙をコピーして、お好みの色の和紙を選んで、さあスタート。
チャレンジ!

桜の花びらが散ってしまいました。
あれー?
Aさん、どうやら切るところを間違ってしまったみたい。
花びらが切れてしまいました。
本当の完成形は「かげ桜井桜」という名前の紋。
でも、これはこれでいい感じですね。

Bさんはどうでしょう?
声がかけられないくらい集中してます。
黙々と切ってます。
今切っているのは、「かげ落ち牡丹」です。

すんなりできて、2枚目にチャレンジ。
きれいな桜ができました。
よく見ると、桜の花びらが5枚重なってできている形です。
「組合い桜」という名の紋

さあ、Aさん、リベンジ!
再チャレンジ!

折った和紙の上にコピーした型紙を載せて、
ずれないように注意しながら切っていきます。
がんばれー

切り終わりました。
さて、どんな形ができるのか、
この瞬間が楽しいんです。
ドキドキ

今度は大丈夫でした。
成功!
これは「江戸桜」という形です。

このもんきりあそび、意外と夢中になってやってしまいます。
おもしろいです。
作ったもんきりは飾りに使ったり、カードに添えたり。
封筒の角に貼ってオリジナルの封筒にしたり。
障子や襖に貼ってみたり。

ショップでは、
お正月にぴったりの「めでたいもの之巻」
冬に楽しみたい「雪之巻」
花づくしの「花之巻」
ちっちゃな形がかわいい「豆紋」
いろいろな形がそろった「もんきりがた」
季節にあわせた使い方も紹介した「いろはにもんきりあそび」
がそろっています。
実際に切ってみた紋も飾っています。

手を動かした時には全体像がわからず、
広げてみて初めて形がわかる驚き。
単純な切り込みだったのが、複雑な形になるおもしろさに加えて、
日本に昔から伝わる形の美しさを実感できます。

お正月にゆっくりと「もんきりあそび」、いかがですか?